入団前によくあるご質問にお答えいたします。


Q.1. 当番など、保護者の負担が大きいと聞いていますが…。

 チームは保護者・指導者を中心とした関係者全員によりボランティアで運営されていますので、もちろんまったく何もしなくとも良い、という訳ではありません。ただ、あくまでもお互いにボランティアであり、各家庭によって事情があるということをメンバー全体が共通認識として共有していますので、お互いに「自分ができること」を「出来る範囲で」協力して頂ければ結構です。

 クラブチームによっては保護者の参加を強制するところもあるとはお聞きしていますが、幸いにも千代野エンジェルスの保護者会にはお互いに助け合える雰囲気があります。ですので、子供さんを実際に入団させた保護者からは「思っていたほど負担ではなかった」「これくらいの事で良かったならもっと早く入部させてやればよかった」という感想がよく聞かれます。

 むしろ年数を重ねていくと子供達も野球に取り組む姿勢が真剣になり、毎週末楽しそうに野球に行くようになるのでその姿を見ているうちに「頑張っているウチの子を応援しに行かなくては!」と親御さんの方が熱心に参加されるようになる傾向が強いです(笑)。


Q.2. 入団すると家族で旅行に行ったりできないのでは?

 家族あっての野球ですので、基本的には家族行事を優先して頂いて一向に構いません。小学生のうちはご家族の方と旅行に行ったり、いろいろな野球以外の経験を積むことも大切な勉強です。いろいろな場所に行き、いろいろな人と出会い、様々な経験をして、そして野球をする時は一生懸命頑張る、そんなメリハリも子供の成長には大切だと考えています。


Q.3. 何年生から入部させるのがベストですか?

 何事もそうだと思いますが、野球も始めるのは早ければ早いほど良いと思います。実際、上のお兄ちゃんが部に所属しているご家庭では、下のお子さんはほとんど1・2年生から入部してきています。特に小学生期は身体を思うように動かすことが得意になる時期でもありますので、なるべく早くから少しずつでもボールに慣れ、正しいフォームをしっかり習得させるということは中学・高校・大学と野球を続けていく上でも大切です。子供の身体的成長についてはコチラにもまとめていますので、ご覧下さい。


 また子供さんの特性や成長の早さによりそれぞれ異なりますが、ボールに慣れる(ある程度のスピードのボールに怖がらずに対応できるという意味です)のに時間がかかるお子さんだと2年くらいかかります。もちろん高学年から始めれば心も体もしっかりしている分、成長スピードは速いですがやはり細かい動きやルール、状況判断を身に着けるにはある程度の時間が必要となりますので、もし事情が許すのであればなるべく早めに入部させて頂くことをお勧めしています。


Q.4. 入部希望ですが、ウチの子は集中力が特にないのでチームの皆さんにご迷惑をお掛けするのではないかと心配です。

 これだけは断言しても良いと思いますが、集中力のある小学生なんて見たことありません(キッパリ!)。ご心配なく。

 特に入部を考えられる1~4年生くらいなんて、長くても集中していられるのは10~15分がせいぜいでしょう…。

 写真をご覧ください。これはジュニア部(1~4年生夏までの子供達のクラス)での練習風景です。ノックをしているにも関わらず、草むらでバッタを見つけたらしくボールの事など完全に忘れてバッタを追っています(笑)。強豪チームでは考えられないかもしれませんが、こんな時、千代野エンジェルスでは彼らが満足してバッタを獲り終えるまで放置します。そしてバッタ遊びを終え、野球の練習をしていた事を彼らが思い出した時、彼らは「僕も混ぜて~」って自発的に(?)戻ってきます(笑)。野球のシーズンが始まる春先はカエル、バッタ、夏にはセミ(及びセミの抜け殻)、そして秋になるとトンボ、と彼らの心を魅了してやまない生き物たちがいつもグラウンドで待ち構えています。そう!ジュニア部のコーチは県内の強豪チームに勝つ前に、グラウンドに生息するバッタやセミに勝たなくてはいけないのです!!

 確かに子供によりその度合いは若干異なりますが、ハッキリ言って最初はみ~んなこんな感じです。でも、そんな彼らがある日突然「俺、野球上手くなりたいから練習するわ!」と言い出し、徐々に練習時間が長くなっていきます。そしてある日突然きれいなフォームでボールが投げれるようになったり、それまでからは想像できないほど遠くまで打球が飛ぶようになります。こうなるとシメタものです。同級生がひとり、またひとり、と野球に集中するようになり、それに誘われるように周りも昆虫遊びから卒業していきます(練習の時だけですけど…)。そして4年生くらいになる頃にはみんな野球大好きっ子になって本格的に野球に取り組むレギュラーチーム(4年生後半~6年生)へとステップアップしていきます。

 

Q.4. 野球の経験がない保護者でも大丈夫ですか?

 千代野エンジェルスは保護者のための野球チームではなく、子供達のための野球チームです。従って保護者の方の野球経験の有無や家庭環境は一切関係ありません。

 指導スタッフは高校・大学までの野球経験者を中心に豊富な学童野球指導歴のあるスタッフが多数おり、スタッフ間でコミュニケーションを図りながら、合理的かつ効率的な指導ができるように心掛けております。自らの子はエンジェルスを卒団して中学・高校で活躍している指導者も多く、その経験から中学・高校でも通用する礼儀・マナーや基本的な技術を大切にした指導をしています。技術的な面も含め、ご不明な点はお気軽に指導スタッフにお聞きください。可能な限りお答えさせて頂きます。

 余談ですが、野球経験のないお父さんが子供さんとキャッチボールから始められ、練習に付き合っているうちに子供と同じように上達された、というケースもよく見られます。